飲食業の方に増えている下肢静脈瘤とは?原因・症状・最新の治療法を紹介!

下肢静脈瘤の原因
A Japanese chef who finds work difficult

【なぜ飲食店勤務の方は下肢静脈瘤が発生しやすいのか?】

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の主な原因の一つが「立ち仕事」です。様々な立ち仕事がある中でも、特に飲食店での仕事は1日10時間以上立ちっぱなしという環境が当たり前です。

「足は第二の心臓」と言われますが、長時間立ち続けていると足をあまり動かさないので、足の静脈に血液が溜まります。このような状況が長期にわたって続くと、足の静脈が拡張して下肢静脈瘤が発生しやすくなるのです。飲食業で働く方にとって、下肢静脈瘤は職業病とも言えます。

下肢静脈瘤の症状

  • 足のだるさ(立ち仕事の後に特に感じやすい)
  • むくみ(夕方や長時間立っていると悪化)
  • こむら返り(特に就寝中や起床時に発生しやすい)
  • 足の重さや違和感(歩くと疲れやすい)
  • 足がむずむずするかゆみ(夕方や長時間立っていると悪化)
  • 血管が浮き出る(ボコボコして曲がりくねった静脈)

特に、調理を担当している方は休憩時間も少なく、足を休める時間が限られています。そのため、足の血液循環が悪くなり、下肢静脈瘤だけでなくうっ滞性皮膚炎(血液の滞りによる皮膚の炎症)を引き起こすこともあります。

うっ滞性皮膚炎の症状

  • 皮膚の色素沈着(茶色っぽいシミのような変色)
  • 皮膚の硬化(皮膚がゴワゴワしてくる)
  • 湿疹やかゆみの悪化(うっ滞性皮膚炎)
  • 足の傷が治りにくい(ケガや皮膚のかきこわし)
  • 潰瘍(皮膚が破れて傷ができる)

男性患者さんは下肢静脈瘤が重症化するまで受診しない

下肢静脈瘤の受診傾向には、男女で大きな違いがあります。 女性は比較的早い段階で症状に気づき、軽度の段階で医療機関を受診することが多いのに対し、男性は重症化するまで放置してしまうケースが少なくありません。

美容への意識の違い

女性の場合、足の血管が浮き出る見た目の変化に敏感な方が多く、「美容的に気になる」 という理由で受診するケースがよくあります。特にスカートやショートパンツを履く機会が多い方は、早い段階で異変に気づきやすいです。

一方、男性は長ズボンを履くことが多く、足の静脈の変化に気づかない、あるいは気にしないことが多いため、受診が遅れがちになります。

症状の感じ方の違い

下肢静脈瘤の初期症状として、足のだるさ・むくみ・こむら返り などがありますが、女性はこれらの症状に敏感な傾向があります。一方、男性は多少の痛みやだるさなら我慢するか、あるいは「疲れのせいだ」と考えてしまい、異変を軽視する傾向があります。

その結果、血管がボコボコと浮き出る・皮膚が黒ずむ・皮膚が硬くなるといった症状が出るまで放置し、受診したときにはすでに重症化しているケースが多いのです。

仕事や生活スタイルの影響

男性の患者さんは長時間の立ち仕事による足の不調よりも仕事を優先してしまい、「この程度で病院に行っている暇はない」と考えてしまうことが受診を遅らせる要因の一つとなります。

また、病院に行くこと自体を敬遠する男性も多く、「そのうち治るだろう」と放置してしまいがちです。その結果、皮膚が硬くなり、うっ滞性皮膚炎や皮膚潰瘍を発症するほど悪化してから受診するケースも少なくありません。

目黒外科に受診される男性患者さんの職業をお聞きすると、実に80%の方が飲食店と回答されます。

【下肢静脈瘤を予防するための具体的な対策】

弾性ストッキングの着用

立ち仕事が長い方は、弾性ストッキングを着用することで静脈を適度に圧迫し、血液の逆流を防ぐことができます。特に医療用の着圧ソックスを使うと効果的です。

こまめなストレッチと休憩

仕事の合間につま先立ち運動や足首回しをすることで血流を促進できます。また、休憩時間には椅子に座って足を高く上げるとむくみが軽減されます。

【下肢静脈瘤になった場合の治療法】

もしすでに血管がボコボコと浮き出ている足が重く感じる夜にこむら返りが起こるといった症状がある場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。

下肢静脈瘤の治療には、レーザー治療や接着剤を用いた治療(グルー治療)など、皮膚を切らずに治せる最新の治療法があります。どちらも通院で手術が可能です。皮膚を切らず、傷を糸で縫う必要もないため、体への負担や術後の痛みが軽いため、翌日から通常の生活に戻ることができます。お仕事も休まないで済みます。

【下肢静脈瘤の治療法を徹底解説!症状・原因・最新治療まで】を読む

【まとめ】

飲食店勤務の方は長時間立ちっぱなしの環境が多く、下肢静脈瘤のリスクが高くなります。特に男性患者さんは重症化するまで放置してしまう傾向があるため要注意です。弾性ストッキングの着用こまめなストレッチを意識して、足の健康を守りましょう。

もし症状が進行してしまった場合でも、早期の受診と適切な治療で改善することができます。気になる症状があれば、お気軽に専門クリニックへご相談ください。

【目黒外科のご案内】

目黒外科は、下肢静脈瘤治療の専門クリニックとして、下肢静脈瘤のレーザーカテーテル治療においては国内最多の手術実績があります。治療は「切らない」「縫わない」「痛くない」が特徴で、通院治療(日帰り手術)が可能です。
JR山手線目黒駅の目の前にあり、駅からのアクセスも良く、日曜診療も対応しております。詳しくは公式サイトをご覧ください。

 

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