下肢静脈瘤がある方へ|更年期のホルモン補充療法を始める前に知っておきたいこと
ほてり、発汗、動悸、気分の落ち込み…。
更年期症状で婦人科を受診し、ホルモン補充療法(HRT)を検討されている方も多いと思います。
その中で、もし下肢静脈瘤がある場合には、ひとつ大切な視点があります。
エストロゲンと静脈血栓症のリスク
ホルモン補充療法で使用される卵胞ホルモン(エストロゲン)には、
血液を固まりやすくする作用があります。
そのため、
といった静脈血栓症の発症リスクが上昇する可能性があることが知られています。

血栓性静脈炎
特に、もともと静脈の流れが悪い状態である下肢静脈瘤がある方では、
注意が必要です。
下肢静脈瘤があると何が問題なのか
下肢静脈瘤は、静脈の弁が壊れて逆流が起こる病気です。
血液が下肢にうっ滞(血液の渋滞)しやすくなります。
そこにエストロゲンによる血液凝固傾向が加わると、
「うっ滞(血液の渋滞)」+「凝固傾向」
という血栓ができやすい条件がそろってしまいます。
可能であれば、ホルモン補充療法の前に静脈瘤の治療を
静脈逆流の原因を取り除く血管内焼灼術(レーザー治療)を行うことで、
下肢の血流環境は改善します。
更年期治療を前向きに進めるためにも、
先に静脈瘤を整えておくという選択は理にかなっています。
特に、
- ボコボコと浮き出た血管がある
- 夕方に脚が重だるい
- むくみやすい
といった症状がある方は、一度専門的評価を受けることをおすすめします。
「まだ手術に気持ちが動かない」場合は?
すぐに手術という決断が難しい方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、弾性ストッキングの毎日着用が重要です。
- 朝起きてすぐに着用する
- 日中は必ず履き続ける
- 座りっぱなしを避ける
これだけでも、静脈血栓症の予防に大きな意味があります。
ただし、夏場は暑さのため着用をサボってしまいがちです。
もし後になって静脈血栓症を発症したとき、
「あの時、静脈瘤の治療を受けておけばよかった」
と後悔してほしくはありません。
更年期治療と静脈瘤治療は、対立するものではありません
更年期症状の改善は、人生の質に直結します。
だからこそ、安全に治療を進める環境を整えることが大切です。
婦人科でホルモン補充療法を開始する前に、
ご自身の静脈の状態を確認してみませんか。
まずは無料画像診断でご相談ください
下肢静脈瘤がどの程度なのか、
レーザー治療の対象になりそうか。
受診前に写真で確認できる無料画像診断をご利用ください。

