足の血管がボコボコで皮膚が茶色い方へ|それは治療が必要な下肢静脈瘤です
足の血管がボコボコと浮き出ている。
すねの皮膚が茶色くなってきた。
かゆみや湿疹も出ている。

うっ滞性皮膚炎 画像
その状態は、進行した下肢静脈瘤の可能性があります。
色素沈着が出ているということは、静脈の逆流が長期間続き、
血流障害が慢性化しているサインです。自然に治る段階ではありません。
下肢静脈瘤で皮膚が茶色くなる原因
下肢静脈瘤では、静脈の弁が壊れ、血液が足に逆流します。
その結果、血液が足に滞留し続けます。
慢性的なうっ滞により赤血球が壊れ、
ヘモジデリンという鉄成分が皮膚に沈着します。
これが色素沈着の正体です。
つまり、皮膚の変色は「見た目の問題」ではなく、
血流異常が続いている医学的サインです。
それは「うっ滞性皮膚炎」の可能性があります
色素沈着に加え、かゆみや湿疹がある場合、
うっ滞性皮膚炎を合併している可能性があります。
- すねが茶色くなる
- かゆみが続く
- 皮膚が硬くなる
- 湿疹が繰り返す
これは皮膚病ではなく、下肢静脈瘤の進行による合併症です。
下肢静脈瘤を放置するとどうなるか
放置すると、以下の状態に進行する可能性があります。
- 色素沈着が固定化する
- 脂肪皮膚硬化症
- 皮膚潰瘍(傷が治らない状態)

色素沈着は、潰瘍の一歩手前の段階と考えられています。
色素沈着が出たら治療すべき理由
色素沈着は結果であり、原因は静脈逆流です。
原因を治療しなければ改善は期待できません。
早期に治療するほど、皮膚変化の改善が期待できます。
治療は日帰りで可能です
現在の下肢静脈瘤治療は、
- 日帰り治療
- メスを使わない
- 眠っている間に終わる
- 歩いて帰宅可能
進行例でも治療自体が大がかりになるわけではありません。
こんな方は一度検査を
- 血管がボコボコしている
- 皮膚が茶色くなっている
- かゆみや湿疹がある
- 何年も放置している
まずは超音波検査で逆流の有無を確認します。
検査のみの受診も可能です。
この記事の監修医師
齋藤 陽
目黒外科 院長
医療法人社団トリプルウィン 理事長
下肢静脈瘤治療歴28年以上。進行例・色素沈着症例を多数診療。
実際の診療経験と医学的根拠に基づき本記事を作成しています。
よくある質問(FAQ)
色素沈着は自然に治りますか?
原因が下肢静脈瘤の場合、自然に完全に消えることはほとんどありません。
逆流している静脈に対する治療が必要です。
放置すると必ず潰瘍になりますか?
必ずではありませんが、進行リスクは高まります。
色素沈着は潰瘍の前段階と考えられています。
まずは検査だけでも可能ですか?
可能です。超音波検査で治療の必要性を判断します。
無理に手術を勧めることはありません。
受診を迷われている方へ
色素沈着が出ているなら、今が治療を考えるタイミングです。
まずは写真で専門医に相談できます。
ご自身の状態が治療段階かどうか、客観的に確認してください。

