🏥 立ち止まって考えよう:下肢静脈瘤治療における「強引な誘導」から身を守るために
目黒外科には、下肢静脈瘤の治療をめぐって他のクリニックでの対応に疑問や不信感を抱き、セカンドオピニオンを求めて来院される患者さんが数多くいらっしゃいます。
特に、患者さんの不安や疑問を無視し、一方的に検査や手術を推し進めるような対応を経験された方のお話を伺うと、私たちも非常に心を痛めます。
皆さんが不必要な治療を受けたり、納得のいかないまま手術に進んでしまったりすることのないよう、「強引なクリニックが使う手口」と、「ご自身の身を守るためのチェックポイント」について、警鐘を鳴らしたいと思います。
⚠️ 要注意!強引なクリニックが用いる二つの手口
患者さんから伺ったお話を総合すると、強引に手術を進めようとするクリニックは大きく分けて二つのパターンがあります。
パターン1. 検査結果や説明を省略し、有無を言わさず手続きを進める
- 説明不足の強行: 検査結果や、これから行われる手術の内容、リスク、代替治療法などについて、患者さんへの説明を一切、あるいはほとんど行いません。
- 高圧的な雰囲気: 質問を許さない、あるいは質問をしてもまともな説明をせず、高圧的な態度で接してきます。
- 強引な予約誘導: 患者さんが納得していないにもかかわらず、手術の予約や、術前検査(血液検査、心電図など)を強引に進めてきます。
「もう予約の日程を入れましょう」「とりあえず血液検査だけやってしまいましょう」と、考える間を与えずに手続きを進めようとします。
どの患者さんもほぼ同じ内容の事をおっしゃるので、それらのクリニックの医師はどの患者さんに対しても一貫してそのような姿勢で診療を行っている事が伺えます。
パターン2. 下肢静脈瘤がないのに「異常がある」と偽り、手術を迫る
- 不必要な検査の多用: 下肢静脈瘤とは関係ない症状で受診した患者さんに対しても、血液検査、心電図、そして下肢静脈超音波検査などの不必要な検査を一方的に行います。
- 診断の偽装: 実際には下肢静脈瘤がない、あるいは手術が必要なほどの異常がない患者さんに対し、「検査で異常が見つかった」「このままだと大変なことになる」などと嘘をついて、強引に手術を勧めます。
- 説明の矛盾: 患者さんが「症状がないのに、なぜ手術が必要なのか」と質問すると、医師の説明が二転三転し、矛盾が生じます。これにより、患者さんは不信感を抱くことになります。
パターン1は医師の姿勢の問題ですが、これは特に悪質な手口です。病気ではない患者に対して「病気である」と偽って不必要な手術を受けさせ、その費用を得る行為は犯罪行為です。
✅ あなたの身を守るためのチェックポイント
これらの手口に引っ掛からないために、受診時には以下の点を必ず確認し、少しでも疑問を感じたら「立ち止まる勇気」を持ってください。
| チェックポイント | 詳細 |
|---|---|
| 説明は十分か | 医師は、あなたの現在の検査結果を丁寧に説明しましたか?手術の必要性、手術方法、メリット・デメリット、他の治療法との比較について、あなたが理解・納得できるまで説明してくれましたか? |
| 質問できる雰囲気か | 医師やスタッフは、あなたの質問や不安に真摯に耳を傾け、丁寧に答えてくれましたか?質問しづらい、高圧的な雰囲気はありませんでしたか? |
| 納得感があるか | 症状がほとんどないのに、なぜ手術が必要なのか、論理的で一貫性のある説明を受けましたか?説明が二転三転したり、脅すような表現で手術を急かされたりしていませんか? |
| 「セカンドオピニオン」の勧め | 医師は、治療方針を決める前に「他の専門医の意見も聞いてみましょう」と、セカンドオピニオンを推奨しましたか?強引にその場での予約を迫られませんでしたか? |
💡 結論:納得のいかない治療は受けないでください
医療は、患者さんと医師との信頼関係の上で成り立ちます。
患者さんが納得していない手術は、決して受けるべきではありません。
もし少しでも「おかしい」「納得いかない」「怖い」と感じたら、それはあなたの心が発する重要なサインです。その場で手術や検査の予約はせず、「一度持ち帰って家族と相談したい」と伝え、必ず別の専門医の意見を聞くようにしてください。
目黒外科は、いつでも皆さんの不安な気持ちに寄り添い、公正で信頼できるセカンドオピニオンを提供することをお約束します。
あなたの健康と安心が最優先です。

