下肢静脈瘤の画像・写真でわかること|専門医が徹底解説
はじめに
足の血管が浮き出たり、色が変わったりして「これって病気?」と気になり、
「下肢静脈瘤 画像」や「下肢静脈瘤 写真」を検索される方は少なくありません。
画像で症状を確認することは有効ですが、正しい見方や判断基準を知っておくことが大切です。
この記事では、下肢静脈瘤専門医として、画像からわかること、様子を見てはいけない危険なサイン、治療の流れをわかりやすく解説します。
【画像でわかる下肢静脈瘤の特徴】
下肢静脈瘤は、足の表面の静脈が蛇行して膨らむ病気です。
典型的には青や緑色の血管が浮き上がって見えます。
立ち仕事や長時間の座位で症状が悪化し、夕方になると足のだるさやむくみを感じることもあります。

下肢静脈瘤の写真
また、細かい赤紫色の血管が網目状に広がるタイプ(クモの巣状静脈瘤)もあります。
これは見た目の変化が主ですが、進行すると色素沈着や湿疹の原因になることがあります。

クモの巣状静脈瘤の写真
症状別の見え方
- 太い血管が浮き出る:伏在型静脈瘤
- 網目状に細い血管が見える:網目状静脈瘤
- 赤紫色の細かい線が広がる:クモの巣状静脈瘤

伏在型静脈瘤の画像

クモの巣状静脈瘤の画像

網目状静脈瘤の画像
【画像で見つける危険サイン】
写真や鏡で自分の足を見たとき、以下のような変化がある場合は注意が必要です。
- 皮膚が茶色く変色している(色素沈着)
- かゆみや湿疹がある(うっ滞性皮膚炎)
- 皮膚が硬くなってきた(脂肪皮膚硬化症)
- 足首周囲に潰瘍や傷ができやすい(皮膚潰瘍)

下肢静脈瘤による色素沈着の写真

下肢静脈瘤による色素沈着の写真

うっ滞性皮膚炎による湿疹の写真

皮膚脂肪硬化の画像

下肢静脈瘤による皮膚潰瘍の写真
これらは静脈の逆流が長期間続き、皮膚の血流が悪くなっているサインです。
放置すると治りにくい皮膚潰瘍に進行することもあるため、早めの受診をおすすめします。
【治療前後の画像でわかる変化】
現在の下肢静脈瘤治療は、皮膚を切らない・縫わない方法が主流です。
レーザーや高周波による血管内焼灼術や、医療用接着剤を使った血管内塞栓術が行われます。
これらは日帰りででき、術後すぐに歩いて帰ることが可能です。
治療前後の画像を比較すると、浮き出ていた血管の膨らみがなくなり、
皮膚の色も徐々に改善していく様子がわかります。
ただし色素沈着は時間をかけて薄くなるため、経過観察が必要です。

下肢静脈瘤ビフォーアフター写真

下肢静脈瘤ビフォーアフター写真

下肢静脈瘤ビフォーアフター写真

下肢静脈瘤ビフォーアフター写真
画像の活用法
自分の足を同じ角度・距離・光の条件で撮影して記録しておくと、
症状の進行や治療効果を確認するのに役立ちます。
まとめ
「下肢静脈瘤 画像」や「下肢静脈瘤 写真」で症状を確認することは有効ですが、
見た目だけで自己判断するのは危険です。
画像で気になる所見があれば、必ず専門医の診断を受けてください。
早期の対応で、見た目も症状も改善できる可能性が高まります。
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下肢静脈瘤の無料画像診断も行っておりますので、足の静脈瘤が気になる方はお気軽にご相談下さい。