下肢静脈瘤で悩んでいるなら、まず知ってほしい「正しい受診のタイミング」
「お寿司が食べたい人は、お寿司屋さんに行けば願いがかないます。
でも、パン屋さんに行ってもお寿司は出てきません。」
これは当たり前の話ですが、医療の世界でも同じです。
下肢静脈瘤で悩んでいる方が、下肢静脈瘤の専門クリニックを受診することは、とても理にかなった選択です。
ただし、ここで大切な前提があります。
「自分は下肢静脈瘤だ」と思っていても、その自己診断が必ずしも正しいとは限らないという点です。
実は少なくない「下肢静脈瘤ではなかった」という診断
目黒外科には、「下肢静脈瘤ではないかと思って受診しました」という患者さんが数多く来院されます。
しかし、診察と超音波検査を行ってみると、
- 下肢静脈瘤ではなかった
- 症状の原因はまったく別の病気だった
というケースも決して珍しくありません。
その結果、「原因がはっきりして次に行くべき診療科が分かり、安心しました」「問題解決に一歩近づいたと感じました」と前向きに受け止めてくださる方もいれば、
「自分の考えが間違っていて、正直がっかりしました」と感じる方もいます。
「受診して良かった」と思えるために大切な事
手術が必要な段階、あるいは手術によって症状の改善が期待できる状態で受診していただければ、患者さんにとって「受診してよかった」と思える結果につながりやすくなります。
そのために重要なのが、受診前にある程度の自己チェックができていることです。
自己診断の第一歩:最初に確認すべき「たった一つのポイント」
下肢静脈瘤で手術を検討するうえで、最初に、そして最も重要なチェックポイントがあります。
それは、「ボコボコと浮き出た、クネクネした静脈瘤があるかどうか」です。
これが、すべての出発点です。

下肢静脈瘤 画像
クモの巣状静脈瘤・網目状静脈瘤は手術の対象ではありません
よく誤解されるのですが、クモの巣状静脈瘤・網目状静脈瘤は、ボコボコクネクネした静脈瘤に進行するものではありません。

くもの巣状静脈瘤
見た目が気になることはあっても、
- 血液の逆流を伴わない
- 手術によって改善させる対象ではない
という点が重要です。
そのため、クモの巣状静脈瘤・網目状静脈瘤のみの方は、ここで一旦「除外」となります。
「ボコボコ静脈瘤 + 改善したい症状」がそろったときが受診のタイミング
では、どのような方が受診すべきタイミングなのでしょうか。条件はシンプルです。
- ボコボコ・クネクネとした静脈瘤がある
- 以下のような見た目や症状を改善したいと感じている
- 足のだるさ
- こむら返り
- むずむずする違和感
- 皮膚の色素沈着
- かゆみ
- 皮膚炎・湿疹
- 皮膚潰瘍
- むくみ
この「見た目」+「症状」の両方がそろったとき、専門クリニックを受診する最適なタイミングです。
「手術ありき」ではなく、「適切かどうか」を見極めるための受診
目黒外科を受診したからといって、必ず手術を勧められるわけではありません。
- 手術が不要な段階であれば、その旨を正直にお伝えします
- 他の病気が疑われれば、次に進むべき受診先をお示しします
その結果、「手術をする」「経過観察をする」「別の診療科につなぐ」いずれであっても、
「問題解決に向けて一歩前に進むこと」それ自体に大きな価値があります。
受診すべきか迷っている方へ:無駄足を防ぐための無料画像診断
ここまで読んで、
- 自分の足はボコボコした静脈瘤に当てはまるのか分からない
- 受診した方がいいのか、まだ様子を見るべきか判断がつかない
- 忙しくて、無駄足になる受診は避けたい
そう感じている方もいらっしゃると思います。
そのような方のために、目黒外科では「下肢静脈瘤の無料画像診断」を行っています。
無料画像診断で分かること
- 写真から見て、典型的なボコボコした静脈瘤かどうか
- 受診を検討すべき可能性があるか
- まだ経過観察で問題なさそうか
※あくまで簡易的な判断にはなりますが、「受診する価値があるかどうか」を事前に知ることができます。
こんな方におすすめです
- 下肢静脈瘤かどうか自信がない方
- いきなり受診することに不安がある方
- 忙しく、無駄な受診は避けたい方
写真を送っていただいたからといって、受診や手術を無理に勧めることはありません。
「まずは専門医の目で一度見てもらいたい」その程度の気持ちで、気軽にご利用ください。
まとめ:正しい自己チェックが、後悔しない受診につながります
- 下肢静脈瘤で悩んでいるなら、専門クリニックを受診することは理にかなっています
- ただし、自己診断は必ずしも正確とは限りません
- まず確認すべきは「ボコボコ・クネクネした静脈瘤があるか」
- クモの巣状・網目状静脈瘤のみの場合、手術対象ではありません
- ボコボコ静脈瘤+症状改善を望む方が、受診すべきタイミングです
もしご自身の足がこの条件に当てはまるか迷っている場合は、
「手術をするため」ではなく、「正確な診断を受けるため」に受診を検討してください。
それが遠回りのようでいて、実は一番の近道になることも少なくありません。

