この状態は放置NG!“ボコボコ血管”が出てきたら手術を考えるべき3つのサイン
「ふくらはぎの血管がボコボコしてきたけれど、病院に行くほどなのか分からない」「ネットで調べると『軽い下肢静脈瘤なら様子を見てもいい』と書いてあって、受診を迷っている」——そんな方は少なくありません。

下肢静脈瘤 画像
しかし、見た目だけで「もう下肢静脈瘤の手術を検討したほうがいいレベル」かどうか、ある程度判断できるポイントがあります。
この記事では、下肢静脈瘤専門クリニックである目黒外科の医師が、写真でイメージしやすい「手術を考えるべき3つのサイン」を分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- 「ボコボコ血管」がどんな状態なら手術を検討すべきか
- 見た目の変化だけで「軽症」か「手術適応レベル」かおおよそ判断できるポイント
- 放置するとどう悪化していくのか(色素沈着・皮膚炎・潰瘍など)
- 目黒外科で行っている「切らない・縫わない」日帰り手術について
まずチェック!このような「ボコボコ血管」は要注意です
下肢静脈瘤といっても、細いクモの巣状の血管だけの軽症から、太い血管が縄のようにボコボコ浮き出て足の色が黒くなっている重症まで、見た目の幅は非常に広いです。
次のような状態があれば、すでに「手術を検討して良い段階」に入っていることが多いとお考えください。
サイン1:太い血管が「縄」のように浮き上がっている
ふくらはぎや太ももの内側に太く曲がりくねった血管が見える、座ったり横になると少し目立たなくなるのに、立つとボコボコした膨らみが強調される——これは典型的な「伏在静脈の逆流による下肢静脈瘤」のサインです。
膝の裏・ふくらはぎ・太もも内側などに太く曲がりくねった血管が走っている場合も同様で、表面だけの問題ではなく、その奥にある太い静脈で血液が逆流していることが多く見られます。

下肢静脈瘤 画像
この段階は、すでに“軽症の静脈瘤”ではなく、根本的な治療(血管内焼灼術や接着剤治療)を検討するに値するレベルです。
さらに、こうした見た目の変化がある方は、大きく次の2つの理由から治療を希望されます。
① 見た目の改善を希望する場合
太い静脈瘤が浮き出ていると、スカートや短パンが履きにくくなる、温泉やプールに行きづらいなど、日常生活での美容面の悩みが大きくなります。血管内治療はこの「ボコボコ」を元から断つ治療のため、術後は外観が大きく改善します。

下肢静脈瘤ビフォーアフター写真
② 足の不快な症状を改善したい場合
このレベルの静脈瘤がある方は、次のような症状を併発していることが多くあります。
- 足がつる(就寝中や起床時のこむら返り)
- 立ち仕事のあとにふくらはぎがパンパンに張って、慢性的な重だるさがある
- 慢性的なむくみ
- 足が「むずむず」して落ち着かない
- 鈍い痛み・張り感
これらは表面の血管の問題ではなく、「逆流による血液のうっ滞」が原因なので、弾性ストッキングやマッサージだけでは根本改善しません。逆流している伏在静脈を治療することで、これらの症状は改善することが多いです。
つまり、「見た目を治したい」「症状を良くしたい」どちらの目的でも、すでに治療の恩恵を受けやすい段階にあるといえます。
サイン2:ボコボコ血管に加えて「皮膚の色」が変わってきた
- 足首の内側〜ふくらはぎの下の方の皮膚が茶色っぽくくすんできた
- 湿疹のような赤み・かゆみが繰り返し出て、皮膚科で塗り薬だけもらっている
- こすった覚えがないのに内出血のような紫色のまだらが増えてきた

うっ滞性皮膚炎 色素沈着 湿疹
これは「うっ滞性皮膚炎」「色素沈着」と呼ばれる状態で、血液が長年うっ滞した結果、皮膚にまで悪影響が出ているサインです。
ここまで進行すると、弾性ストッキングや薬だけで元に戻すことはほぼ不可能で、根本原因である静脈の逆流を止める=手術治療の検討が必須の段階です。
サイン3:ボコボコ血管の付近に「しこり」「硬さ」「潰瘍」がある
- ボコボコ血管の一部が固くコリコリしていて、赤く腫れて痛い
- 足首の内側になかなか治らないジュクジュクした傷(潰瘍)がある
これらは、血栓性静脈炎や下腿潰瘍など、下肢静脈瘤の「合併症」が出ている状態であり、明らかに「経過観察」ではなく「治療介入」が必要な段階です。

皮膚潰瘍 写真

血栓性静脈炎
ここまで進行する前に治療した方が、傷も小さく、治療後の皮膚状態もきれいに保ちやすくなります。
「まだ大丈夫」と思ってしまう人が見逃しやすいポイント
多くの方が、次のように考えて受診を先延ばしにしてしまいます。
- 「見た目は気になるけど、命に関わる病気ではないだろう」
- 「夕方に少しだるいくらいだし、我慢できないほどではない」
- 「年のせい・立ち仕事のせいだから仕方ない」
しかし、静脈瘤は“ある日突然悪化する”病気ではなく、じわじわと進行する病気です。
「ボコボコ血管がくっきり見える時点で、病気としてはかなり“進行した段階”に入っていることが多い」と考えてください。
軽症のうちに適切な診断と治療方針の相談ができれば、
- 色素沈着や湿疹、潰瘍などの皮膚トラブルを予防できる
- 手術の範囲が少なく済む(傷も少なく、治りも早い)
- 弾性ストッキングの選び方や、再発予防の生活指導も早めに受けられる
というメリットがあります。
「見た目で自覚がある人」こそ、専門クリニックでのエコー検査を
見た目だけでもおおよその重症度は分かりますが、本当に手術が必要かどうかは、超音波(エコー)検査で「どの静脈でどれくらい血液が逆流しているか」を確認して初めて判断できます。

超音波検査
特に次のような方は、下肢静脈瘤の専門クリニックでのエコー検査をおすすめします。
- 立ったときに太いボコボコ血管がはっきり見える
- 夕方になると足の重だるさ・こむら返りが増える
- 足首の周りに茶色い色素沈着や湿疹がある
- 家族に下肢静脈瘤で手術を受けた人がいる
「とりあえず市販の着圧ソックスで様子を見る」という方も多いのですが、逆流している太い静脈(伏在静脈)がそのまま残っている限り、根本的な解決にはなりません。
「ボコボコ血管がはっきり見えている」=「自宅ケアだけでは限界」と考えてください。
目黒外科の下肢静脈瘤手術:切らない・縫わない・日帰りでできる治療
一昔前の静脈瘤手術は、足の皮膚を切って静脈を抜き取る「ストリッピング手術」が主流でした。しかし現在は、
- レーザーや高周波を使った血管内焼灼術(カテーテル治療)
- 医療用接着剤を使った接着剤治療(グルー治療)
といった、皮膚をほとんど切らずに済む、体への負担が少ない治療が主流になっています。
目黒外科では、
- 「切らない」「縫わない」日帰り手術(保険適用)
- 手術中は点滴でウトウト眠っている間に終了
- 手術後はご自身の足で歩いて帰宅できます
という形で、患者さんの負担をできる限り少なくした治療を行っています。
「この程度で受診していいのかな?」と思ったら
多くの方が、最初はこうおっしゃいます。
- 「こんな見た目の相談で、専門のクリニックに行ってもいいんですか?」
- 「もっと重症の人が行くところでは?」
しかし実際には、「見た目に出ている」時点で、静脈瘤としてはもう立派な病気です。
そして、早めに治療した方が、皮膚へのダメージも少なく、治療内容もシンプルで済むことがほとんどです。
もし鏡やスマホの写真を見て、
- 「明らかに血管がボコボコしている」
- 「片脚だけ太いロープのような血管が目立つ」
- 「足首の色が茶色くくすんできた」
と感じているなら、それはまさに“受診のタイミング”です。
まとめ:ボコボコ血管は「見た目」だけで放置を決めないで
- 太いボコボコ血管が縄のように浮き上がっている
- 足首の皮膚に色素沈着や湿疹が出てきた
- しこり・硬さ・潰瘍などの合併症がある
これらのサインがある場合、すでに「手術を検討すべきレベル」の下肢静脈瘤であることが多いです。
「命に直結しないから」「年齢のせいだから」と自己判断で放置せず、一度、下肢静脈瘤を専門とする医師の診察とエコー検査を受けてみてください。
下肢静脈瘤の治療をご検討中の方へ(目黒外科のご案内)
目黒外科は、下肢静脈瘤治療を専門とするクリニックです。日本全国から、そして海外からも多くの患者さんが「ボコボコ血管」を治したいという思いで来院されています。
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- 保険適用の「切らない・縫わない」日帰り手術
- 超音波検査に基づくオーダーメイド治療
- 手術件数の豊富な経験を持つ医師が担当
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「見た目に出てきた静脈瘤をそろそろ何とかしたい」「将来の皮膚トラブルが不安」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
スマホで撮って送るだけ!足の静脈瘤を無料で簡易チェックできます
「自分の足は手術が必要なレベルなのか知りたい」「病院に行くべきかどうか迷っている」――そんな方のために、目黒外科ではスマホ写真による無料の簡易診断サービスを行っています。
ご自身の足の状態をスマートフォンで撮影してお送りいただければ、下肢静脈瘤専門の医師(齋藤陽)が、おおまかな重症度や受診の必要性についてコメントいたします。
📱 無料簡易診断の流れ
- 立った状態で、気になる部分(ふくらはぎ・太もも・足首など)の写真をスマホで撮影
- 全体がわかる写真と、ボコボコした血管がよく見える写真を数枚撮影
- 目黒外科のお問い合わせフォームから、写真を送信
- 医師が写真を確認し、「手術を検討したほうが良いか」「一度受診をおすすめするか」などのコメントを返信します
✅ このような方におすすめです
- 足の血管がボコボコ浮き出てきて不安だが、いきなり受診するのは気が引ける方
- 地方在住で、まずは専門医の意見を聞いてみたい方
- 手術を検討しているが、本当に対象になるのか確認したい方
ご利用にあたっての注意点
スマホ写真による簡易診断は、あくまで参考アドバイスであり、正式な診断や保険診療上の判断ではありません。
正式な診断・治療方針の決定には、実際にご来院いただき、問診・診察・超音波(エコー)検査を受けていただく必要があります。
「病院に行くほどなのか分からない」「まずは専門医の意見を聞いてみたい」という方は、どうぞお気軽にご利用ください。

