在宅勤務が続く人必見!足の血流を悪くしない座り方とは
在宅勤務が長引くと、「足がむくむ」「だるい」「冷える」といった不調を感じる人が増えています。実はその原因、座り方による血流の滞りかもしれません。本記事では、下肢の血流を悪くしない正しい座り方と、医師がすすめる簡単な対策法を紹介します。
長時間の座り姿勢が血流を悪くする理由
座っている間、重力によって血液は下半身に溜まりやすくなります。特に太ももや膝裏が圧迫されると、静脈の血流が妨げられ、足のむくみ・冷え・だるさの原因になります。
- 膝を深く曲げる姿勢 → 膝裏の静脈を圧迫
- 足を組む → 片脚の血流が悪化し、左右差が生じる
- 猫背で前かがみ → 腹圧上昇で下肢の血流が滞る
下肢静脈瘤リスクも上がる?在宅勤務の落とし穴
立ちっぱなしの仕事が下肢静脈瘤の原因として知られていますが、「座りっぱなし」も同様にリスクがあります。長時間のデスクワークでふくらはぎの筋肉が動かないと、「血液を心臓に戻すポンプ機能」が低下します。

ふくらはぎの筋ポンプ作用
これにより静脈内の血液が逆流しやすくなり、足のむくみ・だるさ・皮膚の色素沈着などが出ることがあります。特に冬は冷えによって血管が収縮するため、血流悪化がさらに進みやすい季節です。
血流を悪くしない正しい座り方のポイント
| 項目 | おすすめのポイント |
|---|---|
| 椅子の高さ | 膝が90度より少し開く高さ(足裏がしっかり床に着く) |
| 姿勢 | 骨盤を立てて背筋を伸ばす。猫背・前傾・浅掛けはNG。 |
| 足の位置 | 足を組まず、両足を床に平行につける。小さな踏み台を使うのも◎。 |
| 動き | 30分〜1時間に一度は立ち上がってストレッチや歩行を。 |

血流を悪くしない正しい座り方のポイント
在宅勤務中にできる簡単な血流ケア
- かかと上げ運動(貧乏ゆすり):座ったままでもOK。ふくらはぎの筋肉を刺激して血流改善。
- 足首まわし:1時間に1回、左右5回ずつ。静脈ポンプ機能を活性化。
- 膝裏ストレッチ:タオルを足裏にかけて軽く引き、膝裏の血流を促進。タオルを使わずに膝を伸ばすだけでもOK。
- 水分補給:脱水は血液をドロドロに。コーヒーだけでなく水も意識的に。
- 弾性ストッキング:医療用弾性ストッキング(着圧ソックス)を着用すると、血液の滞りを防げます。
避けたい座り方と習慣
無意識にしてしまいがちな「血流を悪くするNG姿勢・習慣」を紹介します。
- 椅子が高すぎて足が浮いている
- 足を長時間組んでいる
- 背もたれに深くもたれすぎて骨盤が後傾している
- 長時間トイレを我慢している(腹圧上昇で下肢の血流悪化)
医師がすすめる「予防の3ステップ」
1. 30分に一度、立って動く
スマホのタイマーを設定し、軽くストレッチや歩行を。
2. 圧迫療法を取り入れる
医療用弾性ストッキング(着圧ソックス)を使用し、日中の静脈還流をサポート。
3. 症状がある場合は早めに受診
「むくみ」「だるさ」「皮膚の変色」などがある場合は、下肢静脈瘤の早期評価が必要です。
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