足の血管が浮き出たり、だるさやむくみが気になる方、それは下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)かもしれません。
この病気は、実は職業によって発症リスクが大きく左右されるのです。
今回は、特に注意すべき職業と、その背景・予防法についてわかりやすく解説します。
【1. 看護師・美容師・販売員などの立ち仕事】
長時間立ったままの仕事は、下肢静脈瘤のリスクが非常に高いです。
特に看護師、美容師、販売員、警備員などは、1日中立っていることも少なくありません。
立ちっぱなしだと足の静脈に血液がたまりやすく、血管に圧がかかってしまうのです。
特に1日10時間以上の立ち仕事をする方は下肢静脈瘤が重症化しやすいので対策が必要です。
ふくらはぎの筋肉が動かないと、血液を心臓に戻す「ポンプ作用」が働かず、足の静脈に血液が溜まり徐々に広がってしまいます。
弾性ストッキングの着用や、こまめに足を動かす習慣が予防につながります。
【2. 事務職・コールセンター・運転手などの座り仕事】
一方、長時間座りっぱなしの仕事も静脈瘤の原因となります。
特に、事務職・コールセンター・長距離ドライバーの方は要注意です。
座りっぱなしもふくらはぎを動かさないため筋肉のポンプ作用が働かず、足の静脈に血液がうっ滞(たまり)やすくなります。
休憩中に足首を回したり、ふくらはぎをマッサージするだけでも効果があります。
1時間に1回、立ち上がってストレッチをすることもおすすめです。
【3. 飲食業・調理師・工場勤務などの長時間立位・動作制限職】
飲食業やスーパーのレジ係、工場作業員などもリスクが高い職種です。
これらの職業は、立ちっぱなし+狭い空間で動けないというダブルパンチがあります。
さらに、仕事中に足を動かしたり休憩を取ることが難しい環境も多く、血流が悪化しやすくなります。
足への負担が大きい分、業務後の足のケア(マッサージ・ストレッチ)を欠かさないことが大切です。
厨房は暑いので、男性患者さんは弾性ストッキングを履くことを嫌がる方が多いのですが、長時間にわたる立ち仕事をされる方は是非とも弾性ストッキングの着用を心掛けてください。
【4. 教師・介護士などの動きながら立ち続ける職種】
教師や介護士といった職業も、立ち仕事が基本ですが、比較的動きがある職種です。
それでも、1日中足を酷使するという点では変わりません。
立ち続ける時間が長くなると、やはりふくらはぎへの負担が蓄積されます。
日常的にスクワットやかかと上げ運動など、ふくらはぎの筋トレをすることが予防に効果的です。
【5. 主婦・子育て中の方・介護者】
見落とされがちですが、主婦業や子育て、介護もまた下肢静脈瘤のリスクが高い生活スタイルです。
家の中で長時間立ち仕事をすることで足への負担がかかります。
妊娠・出産の影響で血管が弱くなっている女性も多く、注意が必要です。
家事の合間に足を伸ばして座る、弾性ストッキングを履くなどの工夫が予防になります。
まとめ
このように、下肢静脈瘤は特定の職業に偏って発症しやすい傾向があります。
足の血管は、あなたの「働き方」の影響を受けていると言っても過言ではありません。
症状が軽いうちに対策を始めることで、重症化を防げます。
もし、「最近足がだるいな」「血管が浮いてきたかも」と感じたら、専門クリニックでの早めの相談をおすすめします。
目黒外科のご紹介
目黒外科は、下肢静脈瘤の治療に特化した専門クリニックです。年間1000件以上の手術を行っており、2020年から5年連続で下肢静脈瘤レーザー手術件数国内最多の実績を誇ります。
切らずに治すレーザー治療を中心に、痛みの少ない・傷の残らない治療を行っています。
完全予約制で、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診療を提供しています。
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