下肢静脈瘤の治療前に中止すべき薬とは?ホルモン剤や抗血栓薬の注意点
【ホルモン剤は血栓リスクに注意】
下肢静脈瘤の治療前に、中止を検討すべき薬のひとつがホルモン剤です。
代表的なものには、経口避妊薬(ピル)や、更年期障害の治療薬などがあります。
これらは、血液が固まりやすくなる作用があり、血栓(けっせん)という血のかたまりが血管にできやすくなってしまいます。
そのため、下肢静脈瘤の手術4週間前から中止が推奨されています。お薬の再開は、手術後2週間が経過してからとなります。
【骨粗しょう症の薬も要注意】
骨粗しょう症(こつそしょうしょう)の治療に使われる薬の中には、血栓のリスクを高めるものがあります。
特に、ラロキシフェン(エビスタ)やバゼドキシフェン(ビビアント)といったSERM製剤は、女性ホルモンに似た働きを持ち、血液が固まりやすくなることが知られています。
これらの薬を服用中の方も、手術の4週間前から休薬が望ましいとされています。
ご自身で判断せず、必ず主治医とご相談ください。
【抗血栓薬は治療法によって対応が異なる】
抗血栓薬(こうけっせんやく)とは、血液が固まらないようにする薬です。
脳梗塞や心筋梗塞、心房細動などの持病で処方されている方が多いです。
レーザーやラジオ波による血管内焼灼術(けっかんないしょうしゃくじゅつ)を行う場合、通常は抗血栓薬を中止する必要はありません。
ただし、ストリッピング手術など出血のリスクが高い治療では、
薬を数日前から中止することが必要になる場合があります。
自己判断せず、必ず主治医に相談しましょう。
【免疫を抑える薬は感染リスクに注意】
免疫抑制薬(めんえきよくせいやく)とは、関節リウマチや自己免疫疾患などの治療に使われる薬で、病気を抑える代わりに体の抵抗力(免疫)も弱くなります。
このため、手術後に傷口が化膿(かのう)しやすくなるおそれがあります。
血管内焼灼術だけなら治療可能ですが、静脈瘤を切除するような処置を行う場合は、
一時的に薬の中止を検討することがあります。
まとめ:薬の確認は必ず主治医と
これまで飲んできた薬が、手術や治療に影響を与えるかどうかは、
医師に正直に伝えることが一番大切です。
お薬手帳を持参し、処方された薬の名前や服用状況を事前に把握しておきましょう。
特にホルモン剤や抗血栓薬、免疫抑制剤などを使用している場合は、
手術前に中止の必要があるかを確認することが、安全で確実な治療につながります。
下肢静脈瘤の治療は目黒外科にお任せください
目黒外科は、東京都品川区の下肢静脈瘤専門クリニックです。
2017年の開院以来、血管内焼灼術を中心に5,000例以上の症例実績があり、
「切らない・縫わない・痛くない」治療を提供しています。
完全予約制で、日曜も診療を行っており、遠方からも多くの患者様にご来院いただいています。
治療にあたってお薬の確認が必要な方は、どうぞお気軽にご相談ください。