男性の下肢静脈瘤はなぜ悪化しやすいのか?重症化を防ぐ早期受診と治療のすすめ
男性の下肢静脈瘤はなぜ重症化しやすいのか?
下肢静脈瘤は、女性だけの病気ではありません。男女比はおよそ3:7とされ、女性に多いとはいえ、男性患者さんも決して少なくありません。
実際に目黒外科では、女性患者さんのうち手術が必要な方は約25%ですが、男性患者さんでは75%が手術適応というデータがあります。
その背景には、男性特有の受診行動があります。「見た目をあまり気にしない」「病院に行くのが面倒」「仕事が忙しい」といった理由から、皮膚の変化や違和感があっても放置してしまう傾向があるのです。
その結果、うっ滞性皮膚炎や皮膚潰瘍などの合併症が進行し、「破れてしまった」「皮膚が黒くなって痛い」という状態でようやく受診される男性が非常に多く見受けられます。

患者体験談:足の皮膚が破れた50代男性のケース

ふくらはぎが茶色くなっていたのは気づいていたんです。でも痛くなかったので放置していました。ある日、皮膚が裂けて出血し、驚いて病院に行きました。
50代・立ち仕事をしている男性Cさんは、長年静脈瘤を放置した結果、皮膚が潰瘍化し、感染のリスクもある状態に。レーザー治療と創傷管理により改善しましたが、「もっと早く来ていれば、こんなに大変にはならなかった」と話していました。
放置するとどうなる?下肢静脈瘤のリスク
下肢静脈瘤を放置すると、血流の滞留が進み、足がつる・だるい・むくむ・痛いといった症状が悪化していきます。立ち仕事や長時間のデスクワークをしている方にとっては特に要注意です。
進行すると皮膚が黒ずむ色素沈着、治りにくい湿疹やかゆみ、痛みを伴う皮膚硬化、そして最終的には皮膚潰瘍といった重い合併症につながります。
これらは見た目だけでなく日常生活の質(QOL)にも深刻な影響を与えるため、早めの対応が必要です。
早期受診が重要!男性こそ知っておくべき予防と治療
男性の方には、症状が出る前・軽いうちに受診することを強くおすすめします。
- 弾性ストッキング(着圧ソックス)の使用で進行予防と症状の軽減が可能
- レーザー治療(EVLT)は切らずに日帰りで治療可能
- 術後の回復も早く、仕事への影響が少ない
次のような症状がある方は、静脈瘤のサインかもしれません:
- 夕方になると足がむくむ・重くなる
- 就寝中にこむら返りがある
- 足の皮膚が黒ずんでいる
- ふくらはぎの血管がボコボコしている
1つでも該当する方は、症状が軽いうちにご相談ください。
目黒外科のご案内
目黒外科は、2020年から5年連続で日本最多の下肢静脈瘤レーザー治療実績を誇る専門クリニックです。
- 完全予約制・日曜診療対応で忙しい男性でも通いやすい
- 切らない・縫わない・痛みが少ない最新の日帰り治療を提供
- 術後は仕事や運動への復帰も早く、再発予防のアフターフォローも万全
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