【男性の下肢静脈瘤はなぜ重症化しやすいのか?】
下肢静脈瘤は、女性だけの病気ではありません。一般的に男女比は3:7とされており、女性の患者さんが多いものの、男性患者さんも決して少なくはありません。
女性は見た目の悩みから比較的早期に受診する傾向があるのに対し、男性は皮膚トラブルが発生するまで放置してしまうケースが多く見られます。
なぜ男性は症状が悪化するまで受診を先延ばしにしてしまうのか?
一つの理由は、「見た目を気にしない」ことが挙げられます。女性はクモの巣状静脈瘤などの見た目の変化を気にして早期に受診する傾向がありますが、男性は見た目よりも機能的な問題を重視しがちです。そのため、足の皮膚が変色しても放置してしまうのです。
さらに、「病院に行くのが面倒」「仕事が忙しい」という理由もあります。特に働き盛りの男性は、病院に行く時間を確保しにくく、日常生活に支障が出るまで受診を後回しにしがちです。その結果、皮膚トラブルが発生するまで放置し、炎症や潰瘍ができた段階でようやく病院に駆け込むケースが多いのです。
このような理由から、男性は下肢静脈瘤が進行するまで受診せず、結果的に手術が必要なケースが女性よりも圧倒的に多くなるのです。特に、うっ滞性皮膚炎や皮膚潰瘍ができた状態で初めて病院を訪れる方も少なくありません。これは、下肢静脈瘤が悪化すると皮膚の炎症や色素沈着が進行し、最終的に皮膚が破れてしまうためです。
実際に、目黒外科では女性の患者さんで手術が必要な状態の方はおよそ25%しかいませんが、男性の患者さんでは実に75%の方が手術が必要な状態で来院されます。
【放置するとどうなる?下肢静脈瘤のリスク】
下肢静脈瘤を放置すると、血流が悪化し、足がつる・だるい・むくむ・痛いといった症状が悪化していきます。特に長時間立ち仕事をしている方は、症状が出やすくなります。
さらに、進行すると足の皮膚の色が黒ずんできます(色素沈着)。薬を塗っても足の湿疹やかゆみがなかなか治りません。皮膚も腫れて痛くなり、徐々に硬くなっていきます(皮膚硬化)。最終的には皮膚が潰瘍になってしまうのです。
【早期受診が重要!男性こそ知っておくべき予防と治療】
男性患者さんに特にお伝えしたいのは、症状がひどくなる前に受診することが大切ということです。
例えば、弾性ストッキング(着圧ソックス)を着用することで、進行を防ぎ、症状を軽減することが可能です。また、最新のレーザー治療なら傷跡が残らず、通院で治療が可能です。
【まとめ】
下肢静脈瘤は男性も発症しますが、ひどくなるまで放置してしまう方が後を絶ちません。重症化する前に早めの対策が必要です。長時間の立ち仕事をしている方、こむら返りや足のだるさが気になる方は、早めの受診をおすすめします。
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長時間の立ち仕事や足の不調が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。