下肢静脈瘤の読み方とは?専門医がわかりやすく解説
「下肢静脈瘤」という言葉、見たことはあるけれど正しい読み方が分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、下肢静脈瘤の読み方と、基本的な意味についてわかりやすくご紹介します。
【下肢静脈瘤の正しい読み方は?】
「下肢静脈瘤」はかしじょうみゃくりゅうと読みます。
「下肢(かし)」は足のこと、「静脈(じょうみゃく)」は血液を心臓に戻す血管、「瘤(りゅう)」はふくらみやこぶを意味します。
つまり、下肢静脈瘤とは足の血管がこぶのように膨らんだ状態を指します。
読み方は難しそうに見えますが、意味を知ると覚えやすいですね。
【下肢静脈瘤ってどんな病気?】
下肢静脈瘤は、足の血管の中にある逆流防止弁(べん)が壊れてしまい、血液が心臓に戻れず足にたまってしまう病気です。
この結果、血管がボコボコと浮き出たり、足がだるくなったり、むくみが出たりします。
長時間立ち仕事をする人や、妊娠・出産を経験した女性に多く見られます。
【間違いやすい読み方と注意点】
インターネット上では、「下肢青脈瘤」や「下肢動脈瘤」「下肢静脈流」「かしせいみゃくりゅう」といった間違った表記や読み方をよく見かけます。
正式な表記は下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)ですので、正しい読み方を覚えておきましょう。
特に医療機関で受診する際や、インターネットで調べるときには正しい漢字と読み方を使うことが大切です。
まとめ
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は、足の血管が膨らんでしまう病気です。
読み方は少し難しいですが、意味を知ると理解しやすくなります。
足のだるさやむくみ、血管の浮きが気になる方は、放置せず専門医に相談しましょう。
下肢静脈瘤に関するよくある質問
下肢静脈瘤は自然に治りますか?
自然に治ることはほとんどありません。様子を見ているうちに、足のだるさやむくみがひどくなったり、血管が目立ってきたりすることもあります。つらさを我慢するよりも、早めに専門医に相談してみることをおすすめします。早い段階で対処すれば、負担も少なく、元気な足を取り戻す近道になりますよ。
予防する方法はありますか?
長い時間同じ姿勢でいると、足の血液の流れが悪くなり、静脈に負担がかかってしまいます。こまめに体を動かすことが、下肢静脈瘤の予防にとても大切です。
たとえば、デスクワークの合間に足首をくるくる回す、つま先立ちをしてかかとを上下に動かす、椅子に座ったまま足を前後にゆっくり動かすといった簡単な運動でも効果があります。立ち仕事の方も、少しの時間を見つけてその場でかかとを上げ下げするだけで血流が促進されます。
日常のちょっとした意識と動きが、将来の足の健康を守ることにつながります。無理のない範囲で、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
手術は必要ですか?
下肢静脈瘤の治療が必要かどうかは、症状の程度や血管の状態によって一人ひとり異なります。軽いむくみやだるさだけなら経過観察でよい場合もあれば、血管のふくらみや痛みが強い場合には治療を考えることもあります。
正確な診断のためには、専門医による超音波検査を受けることがとても大切です。超音波検査は痛みもなく、血管の流れや弁の状態を丁寧にチェックできる安全な検査です。
不安な症状があるときは、早めに相談してみてくださいね。あなたに合った最適な治療方法を一緒に考えていきましょう。
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