弾性ストッキングの効果と選び方|下肢静脈瘤専門医が解説

下肢静脈瘤の治療法

弾性ストッキングとは?その役割と効果

弾性ストッキング(着圧ソックス)は、足の静脈の血流を改善するための医療用ストッキングです。下肢静脈瘤足の疲労軽減やむくみの予防・改善に効果的で、特に長時間立ち仕事をする方妊婦さんに役立ちます。

このストッキングは、足に適度な圧力をかけることで、血液が心臓に戻りやすくなります。血流が改善されることで、足の疲れやむくみが軽減されるのです。

弾性ストッキングの選び方|自分に合ったものを選ぶコツ

弾性ストッキングを選ぶ際には、自分の足のサイズや症状に合ったものを選ぶことが重要です。サイズが合わないと効果が半減するだけでなく、かえって足を締め付けてしまうこともあります。

まずは、足首やふくらはぎの周囲径を測り、メーカーが提供するサイズ表を参考にしましょう。

また、圧力の強さも重要で、軽度のむくみには「弱圧」、下肢静脈瘤がある場合は「中圧」が適しています。

弾性ストッキングにはさまざまな種類があり、用途や目的に応じて選ぶことができます。

まず、丈の長さによって大きく分けると、ハイソックスタイプストッキングタイプがあります。

ハイソックスタイプは膝下までの長さで、軽度のむくみや静脈のトラブルがある方に適しています。一方、ストッキングタイプは太ももまで覆うため、より広範囲の圧迫が必要な方におすすめです。

また、妊婦さん向けに設計されたマタニティ用の弾性ストッキングもあります。妊娠中はホルモンの影響や体重増加により、静脈に負担がかかりやすくなります。そのため、マタニティ用の弾性ストッキングは、お腹周りの締め付けを抑えつつ、足のむくみや静脈瘤の予防・改善をサポートするデザインになっています。

さらに、つま先部分が開いているオープントゥタイプもあり、特定のニーズに対応しています。外反母趾のある方は、つま先に圧がかからないため快適に着用できます。また、水虫が気になる方にとっては、指先の通気性が良くなるため蒸れを防ぎやすくなります。さらに、5本指ソックスを愛用する方も、オープントゥタイプならソックスと併用しやすく便利です。

このように、弾性ストッキングにはさまざまな種類があり、自分の体の状態やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

弾性ストッキングの正しい使い方と注意点

朝起きてすぐに着用する

足のむくみが少ない朝のうちに履くことで、最も効果的に圧迫をかけられます。

正しいサイズを選ぶ

サイズが合っていないと、十分な圧迫効果が得られず、締め付けが強すぎると血流障害のリスクがあります。

シワを作らず、均等に伸ばして履く

たるみやシワがあると、特定の部位に圧が集中し、皮膚トラブルやの原因になります。

折り返して履かない

弾性ストッキングが膝丈よりも長い場合、折り返して履いてしまう方がいらっしゃいますが、特定の部位に圧が集中して血行が悪くなります。

爪やアクセサリーに注意する

生地が破れないように、爪を短く整えたり、指輪を外してから着用しましょう。

正しい履き方を守る

ストッキングを裏返し、つま先からゆっくりと引き上げることで、均等に圧がかかりやすくなります。

就寝時の着用は医師に相談する

一般的に、弾性ストッキングは日中に着用することで効果を発揮するため、夜間の着用は不要です。ただし、医師の指示がある場合は例外です。

こまめに洗濯し、清潔に保つ

汗や皮脂が付着すると伸縮性が低下するため、洗濯表示を確認しながら定期的に洗いましょう。

皮膚トラブルがないか定期的にチェックする

かゆみ、発赤、痛みがある場合は、無理に使用を続けず、医師に相談しましょう。

洗濯方法

洗濯はネットに入れて行い、陰干ししてください。

耐久性

毎日同じものを履き続けた場合、5~6か月が目安です。

これらの注意点を守ることで、弾性ストッキングの効果を最大限に活かし、安全に使用できます。

目黒外科のご紹介

目黒外科は、下肢静脈瘤の治療に特化した専門クリニックです。弾性ストッキングの選び方や使い方についても、専門スタッフが丁寧にアドバイスいたします。お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。あなたの足の健康をサポートします。

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