足の血管がボコボコ浮き出て見える方へ|その血管、下肢静脈瘤かもしれません
ふくらはぎや膝裏に、青く浮き出た血管が見える。
立っていると血管がボコボコと盛り上がり、足を出す季節になると急に気になってくる。
そんなお悩みで目黒外科にご相談くださる方は、毎年5月頃から増えていきます。
暖かくなると、スカートや短パン、サンダルを履く機会が増えます。
旅行、温泉、スポーツ、家族行事などで素足になる場面も多くなり、冬の間は隠れていた足の血管が、ふとした瞬間に目に入るようになります。
「以前より血管が太くなった気がする」
「ふくらはぎの血管がクネクネしている」
「膝裏の血管がロープのように浮き出ている」
そのような見た目がある場合、下肢静脈瘤の可能性があります。
この記事は、足のむくみ・だるさ・こむら返り・かゆみだけでお悩みの方ではなく、
足の血管が見た目にボコボコ・クネクネと浮き出ている方に向けて書いています。
足の血管がボコボコ浮き出ている方へ
ふくらはぎ・膝裏・太ももの内側などに、太く盛り上がった血管が見える方は、下肢静脈瘤の可能性があります。
受診するべきか迷う場合は、まず写真でご相談ください。
足の血管が浮き出る原因は「静脈の逆流」にあることがあります
足の静脈は、足先から心臓へ向かって血液を戻す役割を持っています。
しかし、足は心臓より下にあるため、血液を上に押し戻すには、ふくらはぎの筋肉の働きと、静脈の中にある弁の働きが重要になります。

この弁が壊れたり、うまく閉じなくなったりすると、本来は心臓に向かって流れるはずの血液が、足先の方向へ逆流してしまいます。
その結果、足の表面近くの静脈に血液がたまり、血管がふくらみ、曲がりくねって、皮膚の上からボコボコと見えるようになります。

下肢静脈瘤
つまり、足の血管がボコボコ浮き出ている状態は、単に「血管が目立つ」というだけではありません。
静脈の中で血液の流れが乱れているサインである可能性があります。
下肢静脈瘤は、見た目で気づきやすい病気です
下肢静脈瘤は、皮膚の近くを走る静脈がふくらみ、足の表面に浮き出て見える病気です。
特に、立ったときに血管が目立ち、横になると少し目立ちにくくなる場合は、静脈の中に血液がたまりやすい状態が疑われます。
患者さんからは、次のようなご相談をよくいただきます。
- ふくらはぎの血管がボコボコしている
- 膝裏に青紫色の血管が浮き出ている
- 太ももの内側から膝下にかけて血管がクネクネしている
- 片足だけ血管が目立つ
- 夏服になると足を出すのが気になる
- 温泉や旅行で足を見られるのが恥ずかしい
このように、下肢静脈瘤はご自身でも見た目の変化に気づきやすい病気です。
一方で、治療が必要かどうかは見た目だけでは判断できません。
正確には、超音波検査で静脈の逆流があるかを確認する必要があります。
目黒外科が特に診察をおすすめしたい方

足の血管 ボコボコ
目黒外科で特にご相談いただきたいのは、
足の血管がはっきりとボコボコ・クネクネ浮き出ている方です。
足の症状には、むくみ、だるさ、こむら返り、かゆみ、痛み、しびれなど、さまざまなものがあります。
ただし、これらの症状だけで下肢静脈瘤と判断することはできません。
たとえば、足がむくむだけ、足がだるいだけ、夜中に足がつるだけ、皮膚がかゆいだけという場合には、
内科的な病気、薬の影響、皮膚疾患、整形外科的な問題、リンパの流れの問題など、下肢静脈瘤以外の原因も考える必要があります。
そのため、この記事で対象としているのは、
症状だけの方ではなく、見た目に明らかな太い静脈瘤がある方です。
蜘蛛の巣状静脈瘤とは分けて考えます
太ももやふくらはぎに、細い赤紫色の血管が網目状に見えることがあります。
これは蜘蛛の巣状静脈瘤と呼ばれるタイプで、見た目の悩みとしてご相談される方もいらっしゃいます。
ただし、今回の記事で中心にしているのは、細い血管が透けて見えるタイプではありません。
ふくらはぎや膝裏に、立体的に盛り上がって見える太い静脈瘤です。
次のような血管があれば、一度ご相談ください
下肢静脈瘤かどうか迷ったときは、まず立った状態で足を見てみてください。
次の項目に当てはまる方は、静脈の逆流が隠れている可能性があります。
受診を考えたい見た目のサイン
- ふくらはぎの血管が太く盛り上がっている
- 膝裏に血管のこぶがある
- 青紫色の血管がロープのように見える
- 太ももの内側から膝下にかけて血管が蛇行している
- 立つと血管が浮き出て、横になると目立ちにくくなる
- 片足だけ明らかに血管が浮き出ている
- ボコボコ血管に加えて、足の重さやだるさがある
- ボコボコ血管に加えて、就寝中や起床時のこむら返りがある
- 足首周辺にかゆみ、湿疹、色素沈着がある
特に、足首のまわりが茶色くなってきた、湿疹を繰り返す、皮膚が硬くなってきたという場合は注意が必要です。
静脈のうっ滞が長く続いている可能性があり、見た目だけでなく皮膚を守るためにも早めの確認が大切です。
「痛くないから大丈夫」とは限りません
下肢静脈瘤は、必ずしも強い痛みを伴う病気ではありません。
そのため、血管がボコボコ浮き出ていても、「痛くないから様子を見よう」と考える方は少なくありません。
しかし、静脈の逆流がある場合、足の静脈には長い時間をかけて負担がかかります。
最初は見た目だけが気になっていた方でも、年数が経つにつれて血管のふくらみが増えたり、足の重さ、だるさ、こむら返り、皮膚のかゆみなどが出てくることがあります。
さらに進行すると、皮膚炎、色素沈着、皮膚の硬化、皮膚潰瘍につながることもあります。

下肢静脈瘤 色素沈着 画像
とくに足首周辺の皮膚トラブルを伴う場合は、早めに専門医の診察を受けることをおすすめします。
足の血管は、なぜ自然に消えにくいのか
暑い日や入浴後、運動後などに一時的に血管が目立つことはあります。
しかし、いつも同じ場所の血管がボコボコ浮き出ている場合は、一時的な変化ではなく、下肢静脈瘤として静脈の逆流が関係していることがあります。
静脈の弁が壊れて逆流が起きている場合、その弁が自然に元通りになることは多くありません。
そのため、一度はっきりと浮き出た静脈瘤が、何もしないまま自然に目立たなくなることは期待しにくいのです。
「前より血管が太くなった」
「ボコボコした部分が増えてきた」
「素足になるのが嫌になってきた」
そう感じるようになったら、受診を考えるタイミングです。
診断には超音波検査が欠かせません

超音波検査
足の血管がボコボコ浮き出ている場合、見た目から下肢静脈瘤を疑うことはできます。
しかし、どの静脈に逆流があるのか、治療が必要なのか、どの治療法が適しているのかは、見た目だけでは決められません。
目黒外科では、診察とあわせて超音波検査を行い、静脈の状態を確認します。
超音波検査では、血管の太さだけでなく、血液が本来とは逆方向に流れていないかを調べます。
超音波検査で確認する主な内容は、次の通りです。
- どの静脈が太くなっているか
- 静脈の逆流があるか
- 逆流している範囲はどこまでか
- 深い場所の静脈に問題がないか
- 日帰り治療の適応があるか
超音波検査は、下肢静脈瘤の治療方針を決めるための地図のようなものです。
血管を正確に調べることで、必要な治療を、必要な範囲に行うことができます。
目黒外科で行う下肢静脈瘤の日帰り治療
治療が必要と判断された場合には、血管の状態に応じて治療法を選択します。
目黒外科では、下肢静脈瘤に対して、できるだけ体への負担が少ない日帰り治療(=通院治療)を行っています。
主な治療法には、血管内レーザー治療、グルー治療、硬化療法などがあります。
どの治療法が適しているかは、静脈瘤の場所、太さ、逆流の程度、皮膚の状態、患者さんのご希望によって異なります。
大切なのは、血管がボコボコしているからといって、すべて同じ治療になるわけではないということです。
まずは超音波検査で状態を確認し、その方に合った治療方針を考えることが重要です。
足を出す季節の前に、一度確認してみませんか
下肢静脈瘤は、気になっていても受診を先延ばしにしやすい病気です。
痛みが強くない。
忙しくて時間がない。
足を隠せば何とかなる。
そう考えているうちに、何年も経ってしまう方もいらっしゃいます。
しかし、足の血管がボコボコ浮き出ている状態は、ご自身でも気づきやすいサインです。
特に春から夏にかけては、素足になる機会が増え、足元を人に見られる場面も増えていきます。
「夏本番になる前に相談したい」
「この血管が治療対象なのか知りたい」
「まずは受診が必要かだけ確認したい」
そう感じたときが、足の状態を見直すきっかけです。
受診するか迷う方は、まず写真でご相談ください
目黒外科では、足の血管がボコボコ浮き出ている方に向けて、無料画像診断を行っています。
ふくらはぎ、膝裏、太ももの内側など、血管が浮き出ている部分がわかる写真をお送りください。
写真だけで確定診断はできませんが、専門クリニックを受診した方がよいかどうかの目安をお伝えできます。
下肢静脈瘤専門クリニック「目黒外科」のご案内
目黒外科は、下肢静脈瘤の日帰り治療を専門とするクリニックです。
足の血管がボコボコ・クネクネと浮き出ている方に対して、診察と超音波検査を行い、静脈の逆流があるか、治療が必要かを丁寧に確認しています。
「この血管は下肢静脈瘤なのか知りたい」
「夏になる前に相談したい」
「治療が必要かどうかだけでも確認したい」
という方は、お気軽にご相談ください。
院長著書のご紹介
下肢静脈瘤は、正しく知ることで不安を減らし、必要なタイミングで適切な医療につながることができる病気です。
一方で、見た目にボコボコと浮き出た血管を長く放置すると、症状や皮膚トラブルにつながることもあります。
院長 齋藤陽の著書では、下肢静脈瘤の原因、症状、治療法、専門クリニックの選び方について、患者さんにもわかりやすく解説しています。
診察前に病気の全体像を知りたい方は、ぜひ参考になさってください。
よくある質問
Q. 足の血管がボコボコしているだけでも受診した方がよいですか?
立ったときにふくらはぎや膝裏の血管がボコボコ・クネクネと浮き出ている場合、下肢静脈瘤の可能性があります。
痛みがなくても、静脈の逆流が隠れていることがあるため、一度超音波検査で確認することをおすすめします。
Q. むくみやだるさだけでも下肢静脈瘤ですか?
むくみ、だるさ、こむら返り、かゆみだけで、ボコボコ浮き出た静脈瘤がない場合は、下肢静脈瘤以外の原因も考えられます。
この記事の対象は、見た目に明らかなボコボコ・クネクネした静脈瘤がある方です。
Q. 蜘蛛の巣状静脈瘤も同じ治療ですか?
蜘蛛の巣状静脈瘤は、細い赤紫色の血管が網目状に見える状態です。
太くボコボコ浮き出る下肢静脈瘤とは病態や治療方針が異なるため、分けて考える必要があります。
Q. 写真だけで下肢静脈瘤か判断できますか?
写真で下肢静脈瘤の可能性をある程度確認することはできますが、確定診断や治療方針の決定には超音波検査が必要です。
無料画像診断は、受診すべきか迷う方の目安としてご利用ください。


